マック用FEP(日本語入力システム)及びワープロソフトの草分け的存在として知られるエルゴソフトが、パッケージソフトウェアからの撤退を突如表明しました。


Article from: マイコミジャーナル
ワープロ用ソフト“EGWORD”や日本語入力装置“EGBRIDGE”は、日本語に弱いとされるMacOSを草創期からサポートしており、とりわけ後者はジャストシステムATOKと並ぶFEPの代名詞でした。日本語入力システムのことを今ではIM(インプット・メソッド)という呼ぶのが一般的ですが、昔からマックを使っている人はなぜかフロント・エンド・プロセッサの略称であるFEP(フェップ)と称する傾向が多かったように思います。恐らくは、古くから印刷・広告業界にいる人が複写機のことをゼロックスと呼ぶのと同じ感覚なのでしょう。
僕自身は、ワープロはクラリスワークスマックライトIIを使ってきて、FEPはATOK8だったので同社の製品は使ったことがありませんでしたが、マック関係の雑誌には必ず登場する定番ソフトでした。
この数年、ウィンドウズユーザを取り込むためか、アップル自身が日本語環境に本腰を入れてきたことが、図らずも老舗ソフト会社を追い込むことになってしまいました。
エルゴソフト自身が今後どうなるのかは触れられていませんが、「パッケージソフトウェアからの撤退」という言い方をしていることから、ダウンロードでのソフト販売等を続けてゆくのではないかと思われます。何れにせよ、ひとつの時代の終焉に接することになりそうです。

egword Universal 2
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posted with amazlet on 08.01.29
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